実写映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」視聴終了

2025年10月4日土曜日

映画 実写

t f B! P L

(アイキャッチ画像:ChatGPT)


2014年製作のアメリカのSFアクション映画。NHK BSプレミアムシネマで放送されたので、二日にかけて見ました。



あらすじ

桜坂洋のSFライトノベル「All You Need Is Kill」(集英社スーパーダッシュ文庫刊)を、トム・クルーズ主演でハリウッド実写化。「ギタイ」と呼ばれる謎の侵略者と人類の戦いが続く近未来を舞台に、同じ時間を何度も繰り返すはめになった兵士が、幾度もの死を経験し、成長していく姿を描く。戦闘に対して逃げ腰な軍の広報担当官ウィリアム・ケイジ少佐は、戦闘経験が全くないにもかかわらず最前線に送り込まれてしまい、あえなく戦死。しかし、死んだはずのケイジが意識を取り戻すと、周囲の時間は戦闘が始まる前に戻っていた。再び戦死するとまた同じ時間に巻き戻り、不可解なタイムループから抜け出せなくなったケイジは、同様にタイムループの経験を持つ軍最強の女性兵士リタ・ヴラタスキに訓練を施され、次第に戦士として成長していく。戦いと死を何度も繰り返し、経験を積んで戦闘技術を磨きあげていくケイジは、やがてギタイを滅ぼす方法の糸口をつかみはじめる。リタ役でエミリー・ブラントが共演。監督は「ボーン・アイデンティティー」「Mr.&Mrs.スミス」のダグ・リーマン。

(「映画.com」より)




感想

桜坂洋さんのデビュー作である「よくわかる現代魔法」はずっと読んでて、こちらの作品が実写化されると知ったとき気になったものの見ていなかったんですね。ですが今回、NHK BSで放送されると知ったので録画して見てみました。


本当に主人公が何度も死にますが、すぐ時間が戻るのでそこまでグロさはなかったです。初めは何度も死ぬと聞いて、エグいかなと思ってましたが問題なかったです。


初めの主人公のヘタレっぷりから何度も繰り返す内に、歴戦の戦士へと変貌を遂げていくさまは「ぐっ」と来ましたね。演技力、良すぎる。


字幕版だったので台詞が聞こえなくて何言っているかわからない問題は、発生しませんでした。ただじっと見ていなくてはいけないので、なかなかきつかった。画面から目が離せませんでしたから。コップに飲み物をそそぐだけでも、停止ボタンを押さないといけなかったので。


声優さんの演技も聞いてみたいから吹き替え版でも見てみたいな、とは思いました。訳もね、変わりますからね。吹き替えはリップシンクに合わせるので、どうしても訳が変わっちゃうんですけど、それはそれで比べてみるのも面白そう。


最後は敵の中核を倒した後、血を浴びて再び時間を戻す能力を手に入れます。時間がもどるわけですが、中核を倒したからか。人間側が勝っている状態になって主人公は前線に引き出されることもなく、ヒロインに会いに行って終わります。


時間が戻ったら中核も復活しそうですけど、そんなことはなかった。


エンタメとして面白く味付けされているので、じゅうぶん楽しめました。原作よりの漫画版の解説では、「俺たちの戦いはこれからだ」で終わるようなので脚色されているんだろうな。一本の映画にする以上、エンタメとして昇華しないといけない部分もありますからね。


原作小説も漫画版通りであるならば、古典SFらしい終わりと言えるでしょう。逆に言えば古典SFを読んだことない方からすれば、「なんじゃこりゃ」になっちゃうんでしょうね。


タイトルを検索して初めて知ったんですけど、アニメ映画版もあったんですね。宣伝してました? と聞きたいレベルで、知らなかった。テレビで放送するかどうかわからないですけど、放送されたら見るかもしれません。

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