制作陣のみなさま、最後までゲームを発売していただいてありがとうございます。一応は完結してくださったこと、うれしく思います。
四作目は同人での発売だったところを見ると、おそらく売り上げがかんばしくなかったのでしょう。そんな中でも、発売してくださったのはありがたく存じます。それはそれとして「いろは編」への評価は、苦いものとしました。
正直に申しますと一作目「蛟編」が一番、話がまとまっておりました。千五百円という値段でしたし、手軽に手を出しやすかったのも大きかったです。
二作目「姫空木編」。“カラクリ”なるものが登場してきて、雲行きが怪しくなっていきました。
三作目「唐紅/うつつ編」。実は時間を繰り返していた『ループもの』とわかり、その上、別世界『常世』なるものがあると明言されました。
『ループもの』 をしたいのか、『平行世界もの』をしたいのか。せめてどちらか一つにすれば、わかりやすかったものを。と、思ってしまいます。
二作目以降も「蛟編」みたいなシナリオが、全巻にわたって行われるのを期待していたものですから。裏切られた気持ちが、どうしても残ってしまいます。
期待したのはこちらですから、制作側に非はございませんとも。しかし、なぜ「いろは編」を真相エンドにしなかったのでしょう。
実質「唐紅/うつつ編」が真相エンドで、いろは編序章でしたから。
四作目「いろは編」は真相エンドなどではなく、とりあえず盛り込んだ設定をどうにか纏めようとして余計に散らかしてしまっておりました。
第一、ループを繰り返していた“みこと”は、うつつと結ばれているのでしょう。現世から常世へ行ったから、常世の“いろは”はプレイヤーがいままで見てきた“いろは”と同一人物だとしても。
“いろは”は別の“みこと”と結ばれたのだと考えると、妙に心が落ち着かぬのです。
