二日ほどで、すべてクリアいたしました。
あらすじ
結ばれるのはたった一人。結ばれるはずのないただ一人の人。全く異なるツキから物語は始まる――
みことは開闢高校に通う、ごく普通の高校生。その日、時期外れの編入生が開闢高校に入学した。その少女はみことと初対面のはずなのに、なぜか自身を知っている【ひなた】という美少女。そして同日、怪鳥とともに開闢高校に現れた謎の少年【ニノ】。
みことの前に現れたこの二人によって、決して結ばれることのない、いろはとみことのための運命が動き始める。
万よりは近く、千ほども遠い奇跡を要する望月の再会。それでも二人が合わされば、幾千万の奇跡がひとつとなり、命(ミコト)が生まれる――
華アワセ最終章。長い間叶えられなかった奇跡が、今。起こる――
(「公式サイト」より)
シナリオ
物語の舞台は『常世→現世→10年前の現世→みことが泉姫に目覚め、新しいツキ(平行世界)へ行く→とんで10年後、過去を改変していく→新しいツキ(平行世界)に行き、エンディング』と切り替わっていきます。
さらに細かく言っていくと、頭が混乱するので“ざっくり”「こんな感じ」と理解してください。
はじめだけ「みこと視点」で現世に行く手前から、「いろは視点」に切り替わります。なので、ほぼ「いろは視点」。……いろはが主人公だった?
選択肢は最初の方で、二回あるのみ。物語に影響はありません。スチルを回収する程度のものです。
あと全体的に誤字脱字や表記揺れが多いのと、尾籠な話が盛り込まれています。
華遷
いわゆる花札バトルのこと。他にも「華アワセ」や「華闘」とも言っているので、いろいろ呼び名があります。
今作ではランキング戦はあるものの、レベリングのためだけだったので手応えがありませんでしたね。
作中での戦闘は多いですが、ランキング戦で「ランク1」まであげていれば楽勝です。ちなみにストーリー上で五光と一度だけ戦えるだけで、ランキング戦では戦えませんでした。残念。
「顕現(ゲージがたまると、攻撃力などが上がる)」が使えるようになるのは、物語の後半のみ。つまり「いろは」以外の顕現は見えないんですね。
しかも「やっと使えた(特有の演出として、一枚イラストが見えてキャラクターソングが流れる)」と思っても、前作『唐紅/うつつ編』の流用。
「完全に『いろはしか使えない状態』なのだから、新しいイラストとキャラクターソングを用意してくださってもいいではないですか」と本気で思ってしまいましたよ。
放談
結論「値段に対して、内容が釣り合っていない」。しかも「あれだけ待たせておいて、これはないでしょう」とも、言いたくなってしまいました。
脳死で「いろはとみこと、幸せになれてよかったね」と言えたらよかったのでしょうが、他の部分が気になってしまって言えない自分がいます。
考察以前に、矛盾点が多すぎますよ。制作側だけわかっていて、プレイヤーにわからせる気がないのか。ですがシナリオを読む感じ、制作側もよくわかっていない雰囲気がありますけれどね。
最後どうなるかだけ記しておくと、「『うつつ』と『みこと』と『ひなた』が三人で平和に暮らす」「『ニノ』と『みこと』が結ばれる」「『いろは』と『みこと』が結ばれる」平行世界が出来ました。それぞれで、幸せに過ごしています。終わり。
これさ。「『うつつと結ばれるエンディング』を、どうしても制作側が残しておきたかったがために『平行世界』設定を持ち出してきたやろ」と突っ込みたくなる。前々からひしひしと、制作側がうつつを好きなのは感じておりましたし。
平行世界なんて設定持ち出さない方が、よかったんじゃないかな。三作目までは『ループもの』だったわけなんだからさ。
なんらかの要因で「いろは」との運命が動いて、時間をループさせていた“運命の籠”を破壊して、ラスボスを倒して、二人は結ばれて終わりじゃいけなかったのでしょうか。
その方が内容としても、シンプルにまとまっていいと思うのですが。
※「ひなた」は「うつつ」と「みこと」の娘。三作目『唐紅/うつつ編』のうつつルートの延長線上にあった「いろはルート」で、“運命の籠”を破壊したためにループが終わった。そのため、子どもも出来たのだと思われる。しかし今作で現世に行きますが、別の現世(平行世界)らしく、皆、高校生のうえに「いろはとみこと」は存在しない世界。
※「ニノ」は、ずっと「みこと」を欲していたラスボス「九十九」の半身。なんらかの要因で、「九十九」と「ニノ」に躰がわかれた。
サウンドトラックCDはBGMのみ。一応、エンディング曲(歌付き)はあるものの、“物足りない”と感じてしまいましたね。
もう一つ、最後に言いたい。常世どうなった?
いろはとみことが急にいなくなって、常世、どうなりましたか。まったく触れられていないのですが。
