「Princess Arthur(プリンセス・アーサー)」について語るだけ

2021年1月5日火曜日

ゲーム 乙女ゲーム 勝手に趣味語り

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 新アニメ版『アルスラーン戦記』から声優・細谷佳正さんに、がっつり惚れ込み。乙女ゲームをあさっていたときに、見つけたタイトル。

 

「Princess Arthur(プリンセス・アーサー)」


タイトル通り、アーサー王が女の子になっている乙女ゲーム。

一人の王がこの世を去り、王を決める選定の儀が催されました。円卓の騎士の一人である主人公の兄が、王になろうとして何度も石にささった剣を引き抜こうとします。けれどもいっこうに、剣は抜けない。

 

「もう帰ろう」と主人公アルが触れた瞬間。剣が抜けました。嬉々として聖剣をかかげる兄であるが、いままで抜けなかった剣が抜けた事に誰もが疑念を抱きます。つぎにアル、一人で剣を抜けるか試すよう言われました。すると、すらりと剣が抜けたのです。

 

こうしてアルは王として選ばれ、「誰も泣かない世界」をつくろうともがきます。


ざっくりとしたあらすじは、こんな感じでしょうか。オープニングは歌・映像ふくめて、好きですね。BGMも良かったですよ。すごく世界のシビアさが伝わってくる。ただシナリオは序盤が良かっただけで、あとは薄味。

 

たとえるならば、味も薄ければ野菜や肉も火が通っていない肉じゃが。最高の食材とちゃんとした調理器具で、まったく料理してこなかった素人が作ったみたいな代物。


物語に厚みがまったくない。はじめはわくわくさせてくれるのですが、「え? もう終わるの」というくらい個別ルートが短い。これからでしょう!? と、言いたくなるところで終わる。主人公の理想は叶っていないから、中途半端で投げ出された感しかない。

 

中学生や高校生くらいのときにプレイしていたら、そうは思わなかったとは思うんですよ。申し訳ないけど、子供だまし……げふんげふん。トリスタン(CV:子安武人さん)ルートとモードレッド(CV:細谷佳正さん)ルートは、そこそこよかったと思いますよ。総評としては、『微妙』なだけで。


なによりアルが「こういう世界にしたい」と大義名分を語ったときに、騎士たちが誓いを立てるシーン。ここが一番、つっこみどころだった。だってね。円卓の騎士たちがよ。全員おのれの武器をかかげて、重ね合わせているんだよ。三国志の『桃園の誓い』じゃないんだからさ。しかも、主人公は剣を掲げていない。このシーンでの主人公、完全に除け者。

 

調理の仕方によって、ぜったい化けたと思います。もっと人気も出たかもしれない。題材が題材なだけに。正直、惹かれたし。なのに、ふたを開けてみればこれ。


プレイしてて面白いところも、たしかにありました。ですが残念な部分が目についてしまって、『微妙』な作品でしたね。


ちなみに購入したのは、PSPの限定版。ドラマCDも聞きました。ドラマCDだと主人公は出てこないんだけど、逆ハーレム状態。乙女ゲームだし、多少はね。

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