ここさいきん『マンガPark』の方で、ちまちま読み進めておりました。本日、すべて読了。
お話は中華風の世界観で、下級役人の娘『夕鈴』は父親の知り合いから「内容はわからないが割のいい仕事」を紹介されて王宮へ出向く。ところが仕事とは冷酷非道な『狼陛下』の花嫁を演じることであった……というところから始まる物語です。
『狼陛下』は二面性があり、極悪非道な面もあったり、子犬のように人懐っこい笑顔を浮かべたりします。
はじめは仕事と割り切っている主人公ですが、徐々に『狼陛下』に惹かれていき。本当の恋に落ちます。始めの方は刺客を幾度も送られ、命を狙われる主人公。試練を乗り越えるたびに、少しずつ王宮内に味方を増やしてきます。そして物語中盤。本格的に物語が動き、主人公は後宮を追い出されてしまいます。しかし王宮内の仲間の助けを借りながら、大きな試練を解決し。
『狼陛下』の妃にまで、なりあがります。ここからあとの話は、蛇足な感じが否めませんね。『狼陛下』の過去に触れたり、 新キャラが登場して主人公の邪魔をしようとしたり……。ただこちらの新キャラ。初期の頃の陰謀臭さがまったくなく、あっさりと引き下がるんですね。あとネタ切れ感、まんさいの主人公「記憶喪失」回。これまでの主人公を知っているだけに、違和感しかなかったですね。とってつけたような話でした。
最終回は主人公が「正妃」となる儀式で、締めくくられました。いつの間にやら、息子も出てきましたね。本当に、いつの間にやねん。急に出てくるから、びっくりしたよ。
特別編とおまけのゆるい日常話も、すべて読み切りました。総合的には面白かったですね。ただやはり、『本当の妃』になったあとの話が蛇足だったなあ。