約5年の連載に幕――
『カクヨム』『ノベルアップ+』にて、「マリアの騎士シリーズ」が完結いたしました。読んでくださった方は、ありがとうございました。
『エブリスタ』の方ではひきつづき連載をしていきますので、これからも作者ともどもよろしくお願いします。
カクヨム版(各部分割版)
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マリアの騎士Ⅰ 始まりの物語
マリアの騎士Ⅱ ふたりの旅路
マリアの騎士Ⅲ うしなわれた宝玉
ノベルアップ+版(一括版)
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マリアの騎士―名高き王と古の眷属―
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正確には「五年と一ヶ月」連載しました。自分の中では最長の連載期間となります。最後は駆け足になってしまいましたが、やらねばならないところはすべて書き切りましたね。
あまりに時間をかけすぎたので、「さっ」とたたもうと決めたのです。無駄に長引かせるよりも、きちんとたたむ方が大事だと思っているので。
駆け足ながらも、きちんとたためたと思っております。めちゃくちゃ猛スピードだったけれども。ダイジェスト並になってしまったけれども。
時間かけて書いたところで。先延ばしにすればするほど。余計に「ひどく」なるのは目に見えていますからね。
自分の作品やキャラクターたちはいまも、ちゃんと愛しているんです。でも書けなくなってしまいました。
でも思い描いたエンディングを、迎えれてよかったです。ゆっくりきちんと書いていた初期のころのペースで書いていたら、ぜったいぐだぐだになっていたでしょうから。
「書き始めた頃の情熱を、ふたたび呼び起こすのは無理だな」と、感じていたので。いまのベストを尽くせたと言えるでしょう。
最後に、この場を借りて謝辞を述べたいと思います。宝石の資料をくださった宝石店のみなさま。わがままなお願いを聞いてくださり、まことにありがとうございます。
そして、ここまでつきあってくださった読者のみなみなさま。マリアたちの行く末を見届けてくださり、ありがとうございます。
『エブリスタ』では改稿・推敲版をまだまだ連載していく所存ですので、そちらでもじっくりマリアたちの世界を堪能していただけると幸いに存じます。
二〇二〇年九月 草宮つずね。