「ヴィンランド・サガ」最終回

2019年12月30日月曜日

アニメ

t f B! P L
「ヴィンランド・サガ」最終話が放送されました。



第24話『END OF THE PROLOGUE』

レイフとともに行く決意をしたのか。一緒に船に乗っているトルフィン。しかし異変に気づいて、アシェラッドのもとへ向かいます。

政治側ではアシェラッドが一芝居をうち、「狂人」のふりをします。王を殺し、周りのひとびとも殺し、床には血の絨毯が出来上がっておりました。

祖国を戦場にするのも、クヌートの命を差し出すのも断って、彼は別の選択をみずから選んだのです。

クヌート殿下に自分を殺させることで、殿下の権威も確立させました。

いままでも、そして最終話でも“何も知らない”トルフィン。いろいろ世界を見てきたはずなのに、ただ目先の“復讐”ばかりを見つめておりました。

「自分が殺す」はずだったアシェラッドがクヌートによって殺されて、恋人か何かのように心配して駆け寄ります。

止血をしようにも、血は止まりません。アシェラッドに「とどめを刺せ」と言われても、「こんな形は違う」と刃をつきたてはしませんでした。

最後に「本当の戦士を目指せ」と言い残して、アシェラッドは息絶えました。

クヌートに刃を向けるも、周りにいるひとびとにとらえられてしまいます。どこかへ連れて行かれているさなか、父の形見である短剣が手からすべり落ちました。

短剣には“これまでの内容”が駆け抜け、床に落ちた刹那に場面が変わります。雪山に登っているのは、未来のトルフィンでしょうか。

三つ編みの少女。嵐の中を進む船の中、けわしい表情の茶髪の男。……そして、エンディングが流れました。



全体感想

一本の映画を見終わったかと、錯覚するほど濃密で重厚な話でした。でも「プロローグ」なんですよね。長いプロローグ。

「お前に敵はいない」「本当の戦士に武器などいらぬ」

トルフィンの父の言葉は、物語終盤になっても耳から離れなかったですね。もう回想でしか出てこないのに。

作画は終始、安定しておりました。戦闘シーンの作画も、いっさい妥協しておりませんでしたね。さすが、というべきでしょうか。


しかも最終話のラスト。これからさきのシーンを、見せるにくい演出。

続編が気になってしまうではございませんか。

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