「絶対迷宮グリム」いろいろ思い出したので、語りたくなっただけ

2019年12月10日火曜日

乙女ゲーム 勝手に趣味語り

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「断罪のマリア」と同じ会社『花梨エンターテイメント』が作ったゲーム、「絶対迷宮グリム」についても思い出してきたので綴ります。



公式サイト


オープニングムービー

無印

ディレクターズカット



オープニング


どちらも好きなんですよね。無印は「本当は怖いグリム童話」という雰囲気があっていい。懐古感もなんとなく、ありますし。

PCに移植されて、新しいシナリオやイラストが追加されたディレクターズカット版。

こちらは映像が、はっきりしてますよね。懐古感は消えましたが、ダークな雰囲気は残っていて「音楽・映像」ともにいいです。


記事「「断罪のマリア」いろいろ思い出してきたので、語りたくなっただけ」で書きましたが、少し古い『花梨エンターテイメント』の特徴として「キャラクター別OP」があります。

断マリと違い、両方ともにあります。なので、ぜひ聞いてみてください。


シナリオ 

主人公は召喚魔法を使って戦います。花梨エンターテイメントの主人公は、なんか戦ってるね。

ただ「断罪のマリア」に比べると、圧倒的にキャラクターが元気いっぱいで、わちゃわちゃしてます。


お話はですね。

両親が幼い頃からいない主人公ヘンリエッタ(名前変更可)は、グリム三兄弟とハーナウの村で平和に暮らしていました。

あるとき、声(だったかな?)に導かれて森の奥へ入ってしまいます。

ヘンリエッタを不審に思い、追いかけていったグリム兄弟の末っ子ルートヴィッヒとともに謎の男(夢魔)に出会いました。

一戦を交えるも、夢魔に負けて意識をうしないます。“ある声”にみちびかれて、ふたたび目をさますと世界はガラリと変わっていました。

ハーナウの村はすっかり荒廃し、住人は主人公とルートヴィッヒしかいなかったのです。なぜ村がこんなことになってしまったのか。兄たちはどうしているのか。

真実を探るため、二人は旅立つのです。その旅の途中で、ハーメルンや赤ずきん、ラプンツェルといったグリム童話の登場人物達に出会っていきます。

ざっとした「あらすじ」はこんな感じですね。


この作品そのものが好きですが、不満点もあるんです。「ハーメルン」「赤ずきん」「ラプンツェル」だけ、個別ルートのテキスト量が少ない。

これですね。

この三人だけ「一週目から攻略可」で、ルート入ったら「いばら兄妹」出てこないの確定。

「いばら兄妹」は攻略対象なんですけどね。一週目では絶対出てこない。

断マリの記事でさ、『二週目以降で出現する共通ルートのシナリオがあったり、選択肢によってクラウスの転入時期が異なったりします。ここは遊び心があって好きですね』とは書きました。

でもね。一週目で攻略対象、全員だそうよ。二週目以降で攻略可とか、制限があるのは別にいいんです。

攻略対象が出てこないのは……「なんで、そうしたん?」と言いたくなってしまった。

「ハーメルン」「赤ずきん」「ラプンツェル」だけは、他のキャラとラスボスも違う。逆を言えば、他のキャラは基本的なシナリオが一緒でいわゆる“金太郎飴”状態。

そうはいっても別のキャラを攻略すると、三人のキャラにも同じラスボスが現れるシナリオが出てくる。 なので「それなら、どうしてはじめからそうしなかったんだろう」と。

この三人の場合、“読むだけ”だからね。たしか。とくに、しんだい。

ぶっちゃけると、三人以外はラスボス「魔王」が出てきます。

金太郎飴でもいいし、気にしないです。でも三人だけとってつけたように、魔王が出てくるシナリオ出現させられても……。

はじめから、ラスボス「魔王」でよかったのに。

もしくは他のキャラも「ハーメルン」「赤ずきん」「ラプンツェル」みたいな形にするか。統一して欲しかった。

で、「トゥルーエンド」で魔王が初めて出てくる形でもよかったんじゃないかな?


「断罪のマリア」もまあ、“金太郎飴”。悪の組織は壊滅して、主人公の“のろい”は溶けて、男キャラと両思いになって終わり。敵側ルートは別ですが、だいたいこんなもん。

そして「トゥルーエンド」で、『実は……』みたいなのが語られるんです。裏ボス(?)が出現して、まったく新しいシナリオ展開がなされるのです。

※うろ覚えなので、厳密には違うかもしれません。

「グリムも“この形式”にして欲しかった」というのが本音。グリムは「トゥルーエンド」でも、魔王を倒して終わりだからね。平たく言うと。


放談


いままで秘めていたものを、ぶっちゃけました。

ハーメルンが好きだからこそ、シナリオ量が圧倒的に少ないことが不満でしたね。 それでも花梨のゲームなので、多いかもしれませんが。

あとハーメルンばっかりいってますが、一番紳士的だった蛙の王子も好きですね。登場キャラの中で、一番紳士的だったと記憶しています。


そうそう。

断マリの記事で書き忘れてましたが、「トゥルーエンド」では主人公、誰とも結ばれておりません。でもいままでのルートを通ってきた上での、シナリオとなってます。

なのでキャラクターたちも、独特の空気感がただよいます。主人公と他のキャラクター達で、積み上げてきたものを感じるとでもいいましょうか。

主人公がすべてのルートを記憶していると、感じるシナリオになってます。

他のキャラクターもハッピーエンドを迎えて、主人公によって考え方が変わったあとみたいな。


だからか。花梨のゲームには、他の乙女ゲームにある“ノーマルエンド”がございません。

「トゥルーエンド」で主人公は、誰とも結ばれていないエンディングを迎えるわけですから。

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