あらすじ
19世紀半ば、世界初の万国博覧会を目前にしたイギリス。研究のため渡米中の発明家・父エディと祖父ロイドの帰りを待つレイ少年もまた、発明が大好きな男の子だ。
そんなある日、レイのもとに謎の金属ボールが届く。祖父のロイドからだ。すると今度は、父と祖父をアメリカへ招いたオハラ財団の使者と名乗る男たちが現れ、ボールを奪おうとする。自作の一輪自走車に乗り、ボールを抱えて逃げ出すレイ。だが蒸気歯車メカで追いかけてくる男たちに捕まり、万国博覧会のパビリオンに閉じこめられてしまう。そこでレイはアメリカにいるはずの父エディと再会し、金属ボールの秘密を知る。超高圧力の蒸気を高密度に封じ込めた球体。それは人類の歴史を塗り変える力を秘めた驚異の発明〈スチームボール〉だったのだ! 財団はその力を兵器として世界中に売りさばこうとしていた。
「おじいちゃんは、戦争のためにスチームボールを発明したんじゃない!」
レイと財団のボールをめぐる争いは、やがてイギリス軍までが出動する大騒ぎになる。その騒動の中、スチームボールのさらなる秘密が明らかに……。科学とは、人類の希望なのか、それとも禁断の知識なのか。科学の持ちうる真のパワーを信じ、レイは《スチームボーイ》となって大空へ飛びたつ!
(「サンライズ」より)
感想
メカニカルデザインや蒸気機関から吹き出る煙、重厚な音を立てて回る歯車。はたまた破損したときに散らばる破片。どれをとっても現実に存在するかのごとく、アニメーションという媒体で表現されていました。
空想なんだけど、現実的。ありえないんだけど、ありえてしまうのではないか。と、思わせる圧倒的な質感や重みを感じましたね。
だから本当に映像と効果音はすばらしかった。すばらしかっただけに、残念な部分が目立ちましたね。
メインの声を当てているのが、俳優なんですよ。声優じゃないんですよ。台詞が聞き取れない場面が、多くあって困りました。しかもわりと大切なシーンで、です。
棒読みではないですが、聞き取りづらいキャラクター数名。滑舌が悪くて、何言っているかわからないキャラクター約一名。これのせいで物語への没入感を、引き留められてしまいます。ぜんいん声優さんにして、収録し直して欲しいと本気で思いました。
ストーリー展開は、うすく感じましたね。簡単に説明すると主人公の祖父は「戦争反対派」で、逆に主人公の父は「戦争をしかけようとしている派閥に与している」。なので対立している感じかな。
主人公の祖父が作った"とんでもないほどのエネルギー"を秘めた『スチームボール』を、「オハラ財団」と「イギリス軍」がとりあっている……で、解釈あってるんかな。その渦中に主人公が巻き込まれる形になります。一度は父側に与しますが、最後は祖父側にまわり。
ラストでは父はみずからが開発していたスチーム城(おそらく戦争用に開発していた)まで発動させて、「このままじゃ、街を破壊してしまう」となって主人公が止める展開になっていきます。どうにかこうにかスチーム城の暴走を止めて、ヒロインを救い出してエンディング。
エンドロールでは「その後どうなったのか」をカットで見せてくれますが、主人公とヒロインは身分が違うからか。くっついてないですね。それぞれの道で頑張っているようです。
台詞が聞き取りづらい部分が多くあって、ストーリーを間違えている可能性大です。気になる方は、見てみてください。
