「グリホサート」の『危険性』について調べてみました

2021年7月16日金曜日

雑記

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 YouTubeを見ていたら、とつぜん、こちらの動画が出てきました。内容は「輸入の小麦には、発がん性のある『グリホサート』という農薬が含まれていて危険」というものになります。真偽のほどは、いかほどか。調べてみました。
 
 
 
 

グリホサートとは

アメリカのバイオ化学企業モンサイト社の製品、「ラウンドアップ」という除草剤に含まれる有効成分になります。普通にドラッグストアでも、売られているみたいですね。
 
 
 

危険である根拠はどこから来たのか

国際がん研究機関「IARC」がグリホサートを、「おそらく発がん性がある」グループ「2A」に分類したのが発端みたいです。
 ※国際がん研究機関「IARC」は世界保健機関「WHO」の一種で、発がん状況の監視・発がん原因の特定・発がん性物質のメカニズムの解明・発がん制御の科学的戦略の確率を目的として活動している。
 
 

日本における残留基準値の引き上げ

 動画内では(アメリカ以外の)海外だと規制が厳しくなっており、2022年までに使用禁止を指示しているという。反対に日本は基準が緩和していると、おっしゃっております。日本における「残留基準値の引き上げ」情報元は、厚生労働省の残留基準値でしょう。

 

 厚生労働省の残留基準値

 


 たしかに他の食品と比べても、小麦の基準値は高いです。

 

 

実際に食品から検出される残留量はいかほどか

では実際にどれほどの量が検出されているのか。一般社団法人農民連食品分析センターが調査していたので、そちらから引用させていただきます。

 

小麦製品のグリホサート残留調査1st 

 

食パンのグリホサート残留調査


 結果を見るにグリホサートが危険だとしても、気にする必要はなさそうです。ただ「体調を崩したことがある」などがあった場合は、口にするのはやめておいた方がいいでしょう。

 

 

最後に

動画主さん管理栄養士というわりに、断定的ですし情報元を明らかにしておりませんよね。信憑性に欠けます。みなさんも動画を見て鵜呑みにするのではなく、自分で調べる習慣をつけてくださいね。


参考・引用

厚生労働省

一般社団法人農民連食品分析センター

 

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