ALI PROJECTの楽曲「コッペリアの柩」がオープニングとして使われているアニメ『ノワール』。三話まで見ました。どうやらセル画で全編、作られているようです。当時はすでに、デジタルが主流であった中での"セル画"制作。もしかすると、最後のセル画作品だったかもしれません。
アクションシーンもよく動くし、内容が詰まっているので「意味分からん」現象はとくに起きなかったです。ある程度、事前情報は入れてはいましたが。
あらすじは記憶喪失だけれども殺しの腕は一人前な女子高生"霧香"と、家族を殺した犯人を捜している殺し屋の女性"ミレイユ"。二人はおたがいの目的から、殺し屋「ノワール」として活動をする話。
三話まではアニメで見ましたが、あとはネタバレ読みました。全26話で一話30分。じっと見ておるのは、苦痛なんや。
"ノワール"とは本来、荘園で少女たちが戦いあい生き残った"二人"が任命されていた"殺し屋のユニット"。ですが作中ですでに、その意味は失われており。ノワールを名乗る殺し屋が後を絶たないらしいです。なので"真のノワール"と、言い換えているらしいですね。
ノワールを管轄している謎の組織「ソルダ」は、霧香とミレイユを"真のノワール"候補と見込んで殺し屋を何度も送り込んでいたようです。ラストはおおもとを倒して、互いを支え合いながら帰路につくところで終わります。
二人はこれから、どう生きていくのか。それはおそらく、視聴者次第なのでしょう。ラストだけちょっと見てみましたが、"その後の話"がまったくないんですよね。「想像に任せます」ということなのでしょう。
「ノワール」といわれて、霧香は否定しているし。平和な暮らしを、望んでいるのかもしれません。