「華アワセ-唐紅/うつつ編-」再プレイ、感想

2022年1月21日金曜日

乙女ゲーム

t f B! P L

七日ほどでクリアいたしました。



あらすじ

乙女の祈りで華が咲く――

"華札"を用いた札遊び、"華遷"

その特殊な"華"の力を引き出せるのは一部の能力者"華詠"のみ。

彼らの多くは男性であり、学園内に限り唯一の力をを持つ5人は"五光"と呼ばれ、崇められている。

本作は希有な才能・人材を排出する華遷国立学園を舞台に繰り広げられる、"五光"を目指す男性たちと、彼らに身を捧げる乙女の物語である――

(「公式サイト」より) 

 

 

シナリオ

前作「姫空木編」で登場した"カラクリ"なるものは、なりを潜めます。出てくると言えば出てきますが、前作ほどではないかな。


今作で『ループもの』であるのを明示されると同時に、"常世"なる世界があるのを記されています。ただ四作目「いろは編」を見るに、常世という名の平行世界みたいな感じですね。

 

"ツキ"と曖昧な表現でごまかしているので、シナリオ全体が"ふわっ"としています。明確に「巻き戻された時間」や「平行世界」とは書かれていないので、わかりにくいです。

 

時と場合によって"ツキ"は「巻き戻された時間」もしくは「平行世界」と、解釈を変えねばなりません。ただどちらの解釈をとっても、理解に苦しむところがあるので両方とも解釈が間違っているのかもしれませんね。

 

ただ本当に"ツキ"という曖昧な表現しかされないので、「なんのこっちゃ」で物語は進みます。とくに「いろはルート」。とくにいろはルート


尾籠な話は一作目や二作目からすると減りましたが、ございます。苦手な方には、おすすめできません。



放談

今回、三作目まで再プレイしました。わりと自分の記憶から抜け落ちている設定もございましたので、いい再プレイになったのではないかなと。ただ改めてプレイしたからこそ、意味不明な部分がより顕著になってしまいました。

 

三作目までは『ループもの』と解釈していたのですが、どうやら違うらしいんですね。

 

 

平行世界と解釈するならば「『いろは』と『百歳』」は平行世界を渡り歩いて、主人公"みこと"を救っていたことになるんですよね。ループさせていた"運命の籠"は「唐紅と結ばれるツキ」で、作っていたようですし。


「蛟と結ばれた"みこと"」「姫空木と結ばれた"みこと"」は、それぞれの世界で幸せに過ごしているんですかね?

 

それだと唐紅だけ時間を巻き戻されて、不憫でならないですが。どうなんでしょう。なにより「『いろは』と『百歳』」は"常世"から来たらしきことを語っているのですが、けっきょく目的はなんだったのでしょう。主人公が幸せになるのを見届けるためでしょうか。それくらいしか、解釈出来ないんやが。

 

ラストは"いろは"を追いかけて主人公と百歳が、「常世へ行くぜ」ってとこで終わっています。ただこれだと、「いろは編」とのつながりが……よくわからんことに。「いろは」も主人公も、百歳も、まっさらな状態で「いろは編」は物語が進むので。簡単に言えば、記憶を失っているんです。正直、本人かどうかも怪しいんだけど。

 

平行世界の別の主人公や「いろは」、百歳と言われた方がしっくりくるんです。今作はラスト"うつつ"と主人公が結ばれて終わるわけですが、その"うつつと結ばれた主人公"が「いろは編」で出てきます。


一作目から三作目までの数々の「いろはの言動」や、主人公の両親の意味ありげな台詞。これらすべて、「いろは編」ではまったく触れられておりません。"永遠の伏線"と化してます。


再プレイしたからこそ、より理解しました。四作目「いろは編」は、三作目までとは"別"と考えるのが良いと。伏線を張るだけ張って、内容を考えてなかったんだろうね。たぶん。 


なにより「主人公が子供のときに、とつぜん家の前にあらわれた"いろは"の正体が何者であったのか」という最大の謎が残ってしまいましたよ。再プレイしたからこそ、「え? いろはって、何者」と思ってしまいました。


主人公への思いを代償に、"主人公を生き返らせた"いろは。そのあと、華園(舞台となる学校)に入学するまで、どこでなにをしていたのかもわからずじまい。

 

「いろは編」によると、「百歳」は作中で肩書きだけ登場していた"帝"らしいです。本作の唐紅ルートで「ここは帝のお膝元だから、結界が強くて入れない」発言がありましたが、おそらく"主人公の元にいる百歳"は別の世界から来た百歳なので鶴の一声で結界を解除させるとかいかなかったのではないかな、と。ここはね、こう解釈しました。


「いろは」は"月読"らしいんですが、とってつけたような設定……げふんげふん。その設定の必要性は、感じませんでしたね。「いろは編」でもラストに"さらさらっと"書かれるだけですし。しかも主人公の口から語られると言うね。「いや、なんで知ってんねん」案件。

 

ほんと制作側だけわかっていて、プレイヤーにわからせる気のないシナリオ。花札ゲームは面白いし、声優さんの演技も素敵なのに残念過ぎます。根本から設定を変えて、ゲームを作り直して欲しいですね。「いろは」がいいキャラしてて、好きだったんだけどなあ。意味深な台詞も、"ぶん投げられて"しまっているのがな。残念。

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