「緋色の欠片」個人的にまとめてみる

2020年2月15日土曜日

アニメ

t f B! P L
2クール全26話を昨日で、見終わりました。またまた見終わった直後に、さらさらっと記事おこしましたが、より詳しい内容を書き留めておきます。


1クール目は主人公視点でほんとんど物語が動かなかったわけですが、2クール目はさまざまな人の視点が見えてよくなっております。

 あいかわらず最後辺りになるまで物語はたいして動きませんが、キャラクターの動きがよく見えるようになったかな? 会話劇はあいかわらずですが。

1クール目では謎だった部分も、きちんと明かされます。ロゴスが主人公側を殺さなかったのは、五家の一人がスパイとして味方陣営にいたから(犬戒慎司)。五家の人間を殺さないでくれと、頼んでいたらしいです。

2クール目の序盤でばれてしまうわけですが、五家の一人・大蛇卓は慎司のあとをつけて敵側に寝返ります。かと思えば、終盤で「宝具を取り返すため」に敵側についたようです。

なんというか、ありがちな設定だなあ。ここは本当に、敵側に寝返ってても良かったよな。

ただ大蛇さんが敵側についたのが、意味をなしてなかったね。けっきょく鬼崎をのぞく五家の皆様(狗谷遼ふくむ)から「このままでは主人公が生け贄とされてしまう」と告げられ、味方側として屋敷に乗り込みます。

魔術師によって「宝具パワー」で、謎空間に五家閉じ込められ。聖女アリアが魔術師に対してずっと反抗的だったのもありまして。

アリアの力を借りて、謎空間から脱出。宝具も取り戻します。

神社では生け贄の儀式が遂行中。主人公は祖母から「玉依姫だけの犠牲(人柱)で鬼斬り丸を封印させる」と聞いていたのに、祖母の世話係でもある言蔵千鶴がどたんばで「鬼崎も生け贄にされる」と叫んだ。

鬼崎もしかり。自分だけが犠牲になればいいと、思っていました。

鬼斬り丸がまさに主人公に向かってきます。強引に結界をやぶって、鬼崎が鬼斬り丸を遠ざけました。

生け贄の儀式は中断。するとロゴス側のアインがあらわれて、鬼斬り丸を手にします。刀に躰をのっとられ、鬼崎と戦う。

なんやかんやあって鬼斬り丸を持って逃げようとするアイン。祖母が立ちはだかるも、鬼斬り丸に斬られてなくなる。

ちょうど守護五家が神社に集合。主人公は玉依姫として覚醒し、不思議パワーで変身。鬼崎以外の五家が、一人一言ずつしゃべって、宝具を主人公に渡します。ラストに鬼崎がしゃべります。

決戦の舞台は村人を生け贄として沈めていた湖(?)へ。アインから鬼斬り丸をうばうことはできたものの、本当の黒幕であるドライ(ロゴスの陣営の一人だが、1クール目から聖女アリアの命令を聞かないことがしばしば。実はトップである「ロゴス」らしいです)にわたってしまいます。

アリアとフィーアを殺そうとするも、いずれも失敗に終わります。一回目はアインが庇って。二回目は鬼崎が力を打ち消して。

ドライは化け物の姿になって「私は神になったのだ!」と、とにかく周りを破壊し尽くそうとします。

五家は本来の力を呼び覚まし、戦います。ロゴスを倒し終えると、空中浮かぶ鬼斬り丸が。

「あとは私に任せて」と、主人公。鬼斬り丸に向かって「消えて」と願ったら、本当に消えてくれました。……最初から、そうすればよかったんじゃ。


そのあと。両親が海外から戻ってくるので、一度、両親の元へもどってから村へ帰ってきました。

(本編とは関係ない)ラストでは五家の皆様から、甘い台詞を一言ずついただきましたよ。


こまかい部分はすっ飛ばして、軽く内容を綴らせていただきました。


細かい部分の設定といたしまして。

犬戒慎司が裏切っていたのは、「鬼斬り丸が町の管理下からはずれれば、皆を義務から解放できると考えた」から。

犬戒慎司は犬戒家の養子。言蔵千鶴とは双子の兄弟。

狗谷遼が犬戒家の実子。息子を守護者にしたくなかった両親が、狗谷家に養子に出した。

聖女アリアが玉依姫と似た力を持っている理由は最後まで不明。

ただ似た力を持っていたがために、両親を殺されロゴスに育てられた。鬼斬り丸を狙ったのはロゴスに「両親を生き返らせることが出来る」と言われたため。

フィーアはホムンクルス。

こんなもんかな?


1クール目からございますが、次回予告の部分で五家が一人ずつ甘い言葉を言うんですね。1クール目の最終話ではございませんでしたが、2クール目の最終話は全員から甘い台詞をいただきました。




原作が乙女ゲームですが、いきなり2クール目から主人公と鬼崎がお互いに恋愛感情を持ってました。本当に突然。

ここはとんでもなく、違和感。五家の皆と絆をはぐくんでおりましたが、恋愛感情を持っているとは思えなかったんですよね。


ネットで調べてみたら、鬼崎ルートに他のルートをちょこちょこ間にはさんでいるらしいです。

原作もルートはいったら(惚れるシーンなくとも)、両思いになっているんですかね?

乙女ゲームあるあるではございますけど、唐突すぎるから違和感しかないやつ。


とにもかくにもラストまで、見ました!

ただ「消えて」で消えてくれるのなら、いままで生け贄をささげた人たちや玉依姫や五家の労力……なんだったんだ?

記すのわすれておりましたが、玉依姫の封印は不完全でじわじわ弱まっていたようです。そこで村人を人柱にして、封印の力を維持してたらしいですよ。

村でたびたび「神隠し」があったのは、そのせいでした。


本当に最後は「あっさり」でしたね。玉依姫に「主人公が覚醒したから」と言われれば、そのとおりですが。

いままでの玉依姫は願わなかったんですかね?  なんか釈然としない。



そういや、作中で焼却炉が出てきましたね。いまは法律で禁止されているので、学校にあったとしても使われないです。なんというか「時代を感じる」。これは書いておきたかった。深い意味はないですけどねえ。


あと。

アニメ見ただけの印象ですが、 キャラクターは「狗谷遼」が一番好きです。1クール目からずっと、諜報活動してて。ときに主人公に情報をくれます。

台詞量も出番も圧倒的に少ないですが、かっこよかったですね。いま思えば自分の中のヒーロー像にも合致する。好きになるわけですわ。



【追記】
印象薄すぎて、すっかり忘れておりました。国の機関「典薬寮」が力を貸すといってきて、主人公も承諾していました。でも「なにかしたっけ?」と言いたくなるほど、なにもしてない。

「協力するんじゃなかったのか」と言いたくなる。

そうそう。クラスメイトの女の子・多家良清野は「典薬寮」のひとりでした。年齢偽って、主人公と同じクラスにいたのです。

作画に関しては、終始あやしかったですね。

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