〈あらすじ〉
舞台は都市文明と産業の発展した現代の日本。
もはや、誰も神の存在を信じていないかのようなこの社会で……
社会の闇深くに魔は潜んでいた。
そんな折、法王庁から一人の少女が派遣された。
法王庁公認のエクソシストにして、若干14歳の少女、洗礼名はマリア。
マリアは東京のミッション系スクール、聖バルビナ学園に編入し、学園エクソシスト隊に所属する。
呪われた彼女は、14歳の万聖節(11月1日)までに
多くの悪魔を祓い、人間を救わねば、その命を落としてしまう。
……その呪いを解くため、マリアは当然のように目の前の悪魔を狩る。
しかし、次第に増えていく悪魔による暗殺、取引、呪いによる不治の病……
欲望と、妄想の渦巻く悪魔的儀式を思わせる、謎めいた犯行。
マリアと、彼女を取り巻く少年達の試練の先にあるものは……?
異端のエクソシスト奇譚の幕が開ける!
(公式サイトより引用)
一応“乙女ゲーム”ですが、恋愛要素が薄いのでエンディングとして個別EDがあるゲームだと考えれば、違和感ないんじゃないかな。
クソゲーオブザイヤーに選ばれてしまいましたが、物語は重厚で下手に手を出すと鬱気味になってしまう作品。
それでもコアなファンがいる作品ってイメージです。かくいう自分もファンの一人。
PSPに移植する際に恋愛要素が強められ、もともとのPC版であった残酷描写はおさえられました。
ふたたびPCで出す際に、もともとあった残酷描写復活+PSP版の内容も追加。また新しいシナリオも追加されたんだったかな?
プレイしたのはあとから発売されたPC版ですね。でもどれがPSPでの追加要素なのかとかは、ググっていたので知ってました。
プレイを始める前は深呼吸して自律神経を整えて、気合いを入れてからプレイしてましたね。
それくらい内容が重い。 メンタル正常のときにプレイしないと、メンタルやられます。
まず主人公の設定から、重たいですからね。
主人公の名前はメアリー・クロウ(※「メアリー」の部分だけ名前変更可。ただし、みんな洗礼名「マリア」で呼ぶので変更する意味を感じない)
先々代からの「悪魔の呪い」で体がむしばまれている。万聖節までに呪いを解かなくてはならない。
法王庁直属のエクソシストで、悪魔ウリエルに取り憑かれている。
どうです? 主人公としてキャラクターがたっているのが、これだけでもおわかりいただけるでしょう。
乙女ゲームの主人公の設定って、あってないようなのが多いですが。
この主人公、悪魔祓いに関しては、めっぽう強い。
ウリエルの力を使って悪魔祓いをしますが、みずからも戦います。べつべつにわかれて行動してるパターンも多いですからね。とくに物語後半。
ちなみに声優は阿澄佳奈さん。 悪魔ウリエル役は平川大輔さんです。
すべてのキャラクターがそれぞれ魅力的ですが、一番好きなのは「宗像市竜(cv高橋広樹さん)」ですね。
女性嫌い設定ですがちょろっとそういう雰囲気を出すくらいで、主人公にも平等に接してくれます。
言い方悪いかもしれませんが、一番まともだった印象ですね。なんだかんだ主人公を庇ってくれるし、傷を負いながらも助けに来てくれました。
ルート的にも王道。かつ一番のハッピーエンドを迎えたキャラクターかな?
他のキャラは味方側でありながらも、主人公からウリエルをはらおうと強行するし。他にもいろいろ画策します。忘れましたが(汗)
天使に取り憑かれているから、“ある病”を避けられないし。とにかく、救いがない。
敵側のルートはバッドな感じが強いですね。「ヴェガ(cv横田紘一さん)」はまだ救いがありましたね。改心するので。
「ジード(cv藤原祐規さん)」も好きですね。救いのある方だったかな? ただヴェガと違って、組織を抜け出さないからなあ。マリアを救ってくれるけど。
「イルミナ(cv石井真さん)」は……敵ではないか。これはぜひ、プレイしてもらいたい。
記憶があいまいなまま記事に起こしているので、違う部分もあるかもしれません。
でも一番記憶に残っているのは、「宗像市竜」ですね。 一番まともで、救いがあります。
花梨エンターテイメントのゲームなので、共通ルート個別ルート共にテキスト量多いです。
また全キャラ攻略後に「トゥルーエンド」が開きます。
このゲームをプレイされる際には、ぜひ「トゥルーエンド」までプレイして欲しいですね!
「断罪のマリア」について、語らせていただきました。アニメ化したらうけそうだなと感じただけです。
ただ上記に書いたとおり、テキスト量はとんでもないボリュームです。
アニメ化したら中途半端になるでしょうから、して欲しくはないですね(矛盾)
やるならラストまでして欲しいですからね。そうなると、2クールでも足りないんじゃないかな?
全ルート通りつつ、ラストは「トゥルーエンド」でまとめるとしたら厳しい気がします。
でも動くマリア達も見てみたい(欲張り)